KinKi Kidsにハマりながら

KinKiや、ミュージカル、美術鑑賞のことを綴ってます。

今さら「薔薇と太陽」DVDの感想。。。


「薔薇と太陽」初回Bの牛とマタドールの方が売れていると、光一さんがボヤかれたそうで(笑)
それ本当?って思いましたが、ディープなファンが多いので、あながち嘘ではないかもですね。
確かに、薔薇と太陽のDVDは、初回AもBも本当に良くて、こんなに何回も観たのは初めてです。
私は、初回A、B、通常に、後から、Aだけ2枚買い増ししました。あまりに素敵なので、人に薦める為と、保存用にと。

とにかく初回AのMusic clipの出来が素晴らしいです! お金と時間を使って丁寧に作りこまれてますよね。
豪華なセットに、大人数の楽団、ダンサー、建さんと堂島さんまでいる贅沢さ。
美しい黒の衣装に身を包み、色気のある世界に誘うヴィジュアル最高のお二人。
光一さんの大人の男のセクシーさ全開のダンスに、剛さんの妖艶なギター演奏。
インサートでは、女性を従え椅子に座った夜の帝王感満載の二人。
吉井ワールドに相応しい、退廃的で耽美的な世界観を見事に表現されていると思います。

ちなみに、薔薇と太陽で、私が一番胸に突き刺さった部分は、「指先が今夜も吸い込まれ行く」の二人の声が重なり合いエロさ全開な個所と、「この星では僕ら誰の生まれ変わり」の刹那の恋ではなく運命を感じさせるエンディングです。吉井さんは、本当にKinKi Kidsのことをよく理解されてるなぁと感心させられました。それに、船山さんのドラマティックなアレンジも、とても功を奏してますよね。

そしてそして、今回メイキングが特に素晴らしい! 
ライトがいいのか肌ツヤの良い、見目麗しい二人が衣装のまま、ジョークを交えながら曲の紹介してる姿だけでも、眼福ものなのに、光一さんのダンス練習風景や、Pボーンの剛さんなど見どころ満載。
なかでも、エンディングの剛さんダンスが、本編では最後しか使われてませんが、とにかくカッコイイのです。
ギターストラップを片方だけ外し、リズムに乗って激しく踊るさまは、目を引き付けてやみません。剛さんバージョンで、ちゃんと使ってくれれば良かったのにと思いました。
光一さんバージョンは、光一さんのダンスが全部見られて、とても嬉しかったのですが、剛さんバージョンは楽隊ショットとインサート映像が多くて、ギター演奏姿を全部見たかったなぁと。ギターを胸に抱いて踊ってる姿とか。

で、問題の牛とマタドール版ですよ(笑) 
限りなく低予算で仕上げられたセットと衣装。
なのに顔が良い為、着こなしてしまうマタドール光一と、闘牛感ゼロの剛牛センパイ。
ぐだぐだコントの中、時々、素で笑ってしまう二人が愛おしくてたまりません。
剛さんの桃太郎侍と、「そやろ~」を気に入ったご様子の光一さん。
ペチンと音を立て安物の剣でも案外痛かったのか、ツノ抑える剛さん。
動くたびに、いちいち落っこちる剣のウザい感じ。
剛牛を紫の布で包んで捕獲するマタドール光一の若干の卑猥な感じ。
など、見どころ満載です。完全にファンというかマニア向けの仕上がりですよね(笑)

光一さんのおっしゃる通り、A、Bで予算と時間を二分するのではなく、一枚に集約した方が絶対いい物が作れると思います。なんならB版は、映像じゃなくても、お二人がのんびりダラダラとしゃべっている声だけでも、売れると思いますし。次回の「道は手ずから夢の花」も、マニアは、Bの「花と花」のリアクション芸を楽しみにしてますからね(^^;)