KinKi Kidsにハマりながら

KinKiや、ミュージカル、美術鑑賞のことを綴ってます。

SONGS様に感服いたしました。。。

先に謝らせてください。SONGSさん、選曲に不満を言ってごめんなさい。
このような素晴らしい内容と構成にする為に、硝子の少年、愛のかたまりが、本当に必要な曲だったと強く思いました。
期待はしておりましたが、これほどまでに、ファンを感涙させる内容だとは。。。
SONGS様、本当に素晴らしい番組をありがとうございました。
お二人の20年以上のの歩みを、25分で表そうとする無謀な試みにも思えましたが、上手に構成されていたと思います。

まず、ナレーションの斎藤工さんが、落ち着いた良い声で、それだけでも贅沢です。
お二人のインタビューも、初回盤Bのせいで笑ってしまうかもという懸念を吹き飛ばすほどの、素晴らしい作りでした。
インタビューに応えている横に、過去の資料映像や参照が流れるのもいいですね。
長年のファンの方には懐かしく、私のような新規ファンには初見の貴重なもので、さすがは信頼と実績のNHK様です。

デビュー曲の「硝子の少年」を、フルではありませんでしたが、キッチリとダンスありで歌ってくださいました。衣装もシックで素敵でしたね。
光一さんは本当に正統的なスーツが似合いますね。大人の男性の魅力が際立ちます。剛さんは、どんな奇抜なデザインの服でも、難なく自分流に着こなせますので、
いつもモードな衣装ですし、それがまたしっくりきます。
唯一残念だったのは、硝子の少年も、愛のかたまりみたいに、お二人だけが良かったなぁと思いました。後ろのダンサーさんが、ちょっと目に入りすぎて、歌の世界に入りきれなかったというか。。。

コンサート練習風景を見て思ったのは、本当に剛さんは、堂島さんがおっしゃってた通り、ふわ~と仙人みたいっていうか、なぎら健一さんみたいに飄々と登場し、ふぁ~と演奏に入っていくんだなぁと。。。(笑)
飄々としているけれど、まずいきなりやってみましょうと、要求は厳しいですよね。実力がある方たちばかりだから、できる要求でしょうが。
一方の光一さんも、これまた厳しい。こと細かな振り付けを要求し、細部にまで神経を行きわたらせようとします。
あとは見た目ですね(笑) 普段は、整ってはいるけど暗い感じの職人風が、いざ表に出る時は王子に変身する落差。。。なるほど、コンサートで楽屋入る時に警備員に止められるのもわかります(笑)。しかし、アイラインとシャドウだけで、絶世のイケメンになれるポテンシャルの高さにも驚きですが。

ソロ活動を経ての新たな融合の象徴となった曲として「薔薇と太陽」。
SONGSの「薔薇と太陽」は、アリーナコン前よりも明らかに進化してました。
アリーナコンに参加された皆さんが、おっしゃっていたことがよくわかりました。
ソロコーナー後の「薔薇と太陽」の熱量が半端なかったという意味が。
気怠さよりも、情熱が優勢になったような。。。
剛さんの歌声もギターさばきも力強さが増し、光一さんは激しく踊りながら上ハモもするという、大変な歌ですが、回数を増すごとにエネルギー感じます。
今まで見た中で、一番の薔薇と太陽でした。

そして、KinKi Kidsのお二人を象徴する、堂本光一作曲、堂本剛作詞、「愛のかたまり」。
この選曲にしたのは、お二人の関係は、進化はしていますが、昔も今も未来も変わらないというメッセージだと、受け取りました。
インタビューを見てもそうですが、お二人はお互いに無償の愛を捧げているのと同時に、無意識に高い要求を突き付けている関係だと解釈しました。KinKi Kidsは、癒しの場であり、戦場でもあるような。
なんてことを思いながら見たため、今回の「愛のかたまり」は非常に力強い男らしい歌に感じましたね。剛さんが髪を束ねて凛々しかったのと、お二人の歌っている表情にしても、オリジナルのテンポ速めだったのも相まって。
恋愛の歌にはなっていますが、この詩はやっぱり、お二人のことを歌っていると思います。
「価値観のずれが生じても 一秒で笑顔作れる武器がある あたしたちには」
「変わっていくあなたの姿 どんな形よりも愛おしい」
「子供みたいに甘える顔も 急に男らしくなる顔も 全てが宝物」
これって、お二人が常日頃お互いに対して思ってることですものね。
そして、SONGSの泣かせる演出。。。
ずっと二人だった。。。から始まり、「最後の人に出逢えたよね」でのツーショット。
本当にKinKi Kidsファンには、堪らない構成でした。

内容の濃い25分間でしたが、あっという間の25分でもありました。
アリーナツアーの密着、リハーサル風景、ラジオの生放送の様子など、すべてお宝映像ばかりで、とにかく取材されたものとインタビュー全部を、どんなに高額でもいいから、円盤で売ってくださいと願わずにはいられません!
売って下さらないなら、ぜひとも、完全版で1時間、贅沢を言えばもっと長時間ですが、25分では到底収まり切れなかったものを放送してくださいますよう、心よりお願い申し上げます。