KinKi Kidsにハマりながら

KinKiや、ミュージカル、美術鑑賞のことを綴ってます。

剛さんソロで好きな曲。。。その1

今さらですが、Amp Fiddlerさんのインスタグラム、とても良いと思います。
ジャニーズの肖像権の厳しさから、このような写真になったにしても、剛さん自身が写ってるよりも、遙かに粋で素敵だと思いました。
剛さん愛用のギターを中心に置き、「Tu Funky cats-1」コメントの「-1」で、明らかに剛さんがいることがわかるわけですから。この匂わせ方が、まさにクールです!

さて、剛さんのソロで好きな曲語りをしようと思いますが、とりあえず今回はお気に入りの曲が多い「Coward」の中からにしました。

「Coward」のアルバムを聴いて、剛さんの音楽の才能に打ちのめされた感じがすごくしました。剛さんは若い時から、こんなアルバムを作ることができる、本当に真の天才なんだなぁって。とても11年前とは思えず、全く古い感じがしないし、「Chance Coming Knocking」「これだけの日を跨いで来たのだから」のように、今でもライブの定番曲がかなりありますよね。

歌詞も文学的で凄いのですが、とにかく曲のタイトル付け方が本当に秀逸だと思いました。素晴らしいコピーライターでもありますね。
わざと「恋」ではなく、「故意」とつけたり、「雄」というインパクトあるタイトル、「闇喰いWind」という一見わかりにくい不思議なタイトルなど。

「故意」。。。独特の浮遊感のあるメロディーで、可愛らしくもあり切なげでもあり、非常にクセになる曲調です。そして歌詞が、本当に素敵です。
誰かに恋したことにより、過去の恋と自分の偏屈な故意が消えて、愛に変わるさまを歌っていると解釈してますが、もっと深い意味も内包してるようにも思います。
「この身が何時しか魂になって時間飛べたなら 訪ねてみよう君が生まれた日を 柔らかくて未来に伸ばした小さな手触れよう 愛してる」
私のお気に入りのフレーズです。愛する人をこんな感じで思えたら、とてもロマンティックですね。

「雄」。。。タイトルからしインパクト大ですよね。そして出だしの歌詞の過激さとラストの歌詞の抒情さのコントラストが、剛さんの得体のしれない凄さを物語ってます。
「雄だからさあり得ないけど 妊娠するかっていうぐらい...の衝撃打」。。。うん、まさに衝撃的な始まりなのに、「帰り道母のために草花を 風に揺らしてた季節(とき)から」と牧歌的に終わるというセンスが天才といわれる所以だろうって思いました。
そして、この歌の主題が何のか、凡人の私にはイマイチ分からないところも剛さんの世界って感じで好きですね。

「闇喰いWind」。。。なんといっても、スカのリズムに合わせたギターのリフが、最高にカッコイイですよね。マイナーに仕上げられていて非常にクールです。学生の頃、東京スカパラダイスオーケストラのライブに通ってたくらい、私がスカが好きなのもありますが(^^;)。なので、KinKi Kidsスカパラと度々共演してくれるのが非常に嬉しいですね。
クールな曲調にふさわしく、歌詞も非常に男前です。「群れているふりをするな 大切な奴それだけでいい」と宣言し、時代に試行錯誤しながら戦っている感じでしょうか。。。

「Six Pack」。。。「Rainbow Star」と曲調が似ていて、非常にキャッチーで、好きです。
「Rainbow Star」は、応援歌、人生訓的な歌詞がついてますが、この「Six Pack」は、恋愛に関する内容。けれど甘い雰囲気よりは、まさにLove Fighterって感じで、勇ましいです。なにせ「腹筋」というタイトルですからね(笑) だけど、2番の歌詞にセクシーで際どい場面を描いていて、その辺も色気があって好きですね。

ソメイヨシノ」。。。剛さんを代表する曲でもありますよね。
美しさと儚さと色気。。。桜のイメージと剛さんのイメージが、あまりにもピッタリ過ぎて恐ろしいくらいです。
「叫ぶ声が墜落した・・・」の第一声で始まるこの歌。この歌詞のインパクトの大きさに剛さんの天才ぶりが分かります。優れた小説と同じで、最初の一文で完全に聞き手を引き込みます。ソメイヨシノを亡くなった人と重ねて、切々と歌い上げる姿が目に浮かび、非常に胸を打たれます。

これだけの日を跨いで来たのだから」。。。これまた、第一声が凄いですよね。
「悲惨な出来事なんて あるのがあたりまえじゃない」 
これって、どちらの意味にも取れますよね。聞き手の置かれてる状況によって。
「あたりまえ」とあきらめている感じにも、「あたりまえではない」と抗っている感じにも。剛さんとしては、「あたりまえではない」と戦っている方だと思いますが。
こういった深い内容の歌詞を、同じフレーズに乗せて延々と紡がれていくので、自然と人生を考えさせられる名曲だと思います。