KinKi Kidsにハマりながら

KinKiや、ミュージカル、美術鑑賞のことを綴ってます。

HYBRID FUNKの感想 続き(2)

HYBRID FUNKの感想ラストです。

Ancient Fish。。。
映画のサントラのような不穏な空気を出して大仰なイントロで始まるこの曲、
Sound&Recordingでエンジニアの方が、「セッションダビングの時に、サスペンスのような雰囲気にしたいからと、剛さんんが事前に刑事ドラマのような寸劇をしてくれた」と話されていましたが、まさに、その狙い通りになってますね。
ENDRECHERIと高らかに歌い上げるコーラスと、クールなピアノのアレンジが印象的です。

話がそれますが、剛さんが芝居の仕事をあまり乗り気じゃないのって、演技が嫌いというより、剛さんにとって演技は、空気を吸うのと同じくらい簡単に自然に出来てしまうので、今さら興味が湧かないからなのかしら?とも思ってしまいますね。
だって演技力の無駄遣いが、ブンブブーンやGYAO!の剛の素やラジオと随所で見られますもの(笑)
ENDRECHERIとしてエンドリケリーを復活させたり、Sankaku君を復活させたのも、別のキャラクターを演じるというか乗せた方が、かえって本音が言い易かったりするからなのかなとも思いましね。

シンジルとウラギル。。。
この曲大好きです。通常盤のラストがこの曲というのも何だか納得です。
剛さんもこの曲を気に入られているようですね。
メロディは文句なく美しいですし、詞が、なんとも切なくてやるせなくて、救いようがあるような救いようが無いような、でも、美しい世界に浄化させてるような。。。

「死 魅そう」なんて、こんなドキリとさせる言葉から始まるんですもの。
「シンジルとウラギルのふたりが 手を取って踊る」と擬人化させてるのも綺麗ですし、そして説得力もありますよね。
信じると裏切るは表裏一体で、最初から信じていなければ裏切られることも無いわけですし。
だからといって、この歌は、信じるなと言ってるわけでも無く、裏切らることを恐れず信じなさいと言ってるわけでもない、ただ現実そのままを受け止めているような、厭世的というより諦観した感じでしょうか。。。

そして、私がとても引っかかったのは「水を焚べてしまう」という表現ですね。
「焚べる」は字を見て分かるように、普通は火に対して使うのに、あえて水に対してこの表現を持ってくるというのが、いかにも剛さんらしいと思いますし流石だわと感服しました。
「逢いたいよ 逢えないよって あの日の炎を灯して」と
「もういいよ もういいよって 水を焚べてしまう」が対になってるので、
「あの日の炎」にかかっているのは明白ですが、ただ消すや水をかけるというよりも、とても抒情的で、使い方は間違っているけれど、でもそれがかえって効果的に心に響くんだと思います。

Tonight。。。
実は今回のアルバムの中で、一番大好きでハマった曲です。
まさか、こんな初めから終わりまで、イケメンの2枚目のままで終わる歌を作ってくださるとは思ってなかったからです(笑)
本当に奇跡的で破壊的に格好良くてセクシーな歌です。
少し前の剛さんなら、カッコつけすぎてて逆にカッコ悪いからとリリースしないか、もしくはエフェクトかけてクーさんに歌わせそうな気もしますし、TUアルバムみたいに、最後にオネエキャラ寄りのエフェクト剛さんの説法が入ってたりするのではないかと、内心ちょっとハラハラしました(大笑)
でも、それぐらい、とにかく直球ど真ん中のお洒落で都会的で大人の男性の歌を、照れずにリリースしてくれて、本当にありがとうと思いましたね。
お洒落でメロウな美しいメロディに、「僕の宇宙 すべて 魅せてあげる」「僕の宇宙へ発つ 君が欲しい」「名前 忘れてしまうほどキスしよう」という歌詞が乗り、剛さんの超イケメンセクシーボイスが囁くんですよ!!!
この1曲だけの為に、初回盤Bを買っても全く損は無いと思いましたね。

だけど、セトリをツイッターで覗いてみましたら、予想はしておりましたが、ライブでは歌ってくれないんですよね(^^;) う~ん、とても残念。。。。。
仕方がないので、剛さんがTonightを歌ってしまうと、あまりの剛さんのフェロモンに、観客全員想像妊娠してしまう危険性があるからだと思っておくことにしました(笑)