KinKi Kidsにハマりながら

KinKiや、ミュージカル、美術鑑賞のことを綴ってます。

キンキーブーツ観てきました!

昨日、三浦春馬さん、小池徹平さん主演のキンキーブーツを観てまいりました。
いや~、本当に最高のミュージカルでした!
出来れば、すぐにでも、もう一回観たいと思いましたが、チケットは全て売り切れでして、当日券や、キャンセル待ちの列ができるのも、うなずけました。
東京と大阪1か月ずつと言わず、もっとロングランしてもいいのにって強く思いましたね。
大したネタバレも無いとは思いますが、感想を書きますので、以下お気を付け下さい。





なんといっても、三浦春馬さんのローラが本当に本当に圧巻です!
あれだけのイケメンで長身かつ、このミュージカルの為に体もマッチョに仕上げてきてるので、12cm以上あろうかと思うハイヒールを履いたドラァグクイーン姿の映えること映えること、この上ないです。
とにかくデカくて、なおかつ美しいローラ姉さんのオーラにやられました(笑)
ローラの登場シーンは、まさに女王陛下お出ましという神々しさまでも感じましたね。
お芝居は俳優として長年活躍されてる方なので、もちろん上手ですし、歌もダンスも本当に上手くて、どれだけの努力をされたのかと感心いたしました。
まず、あれだけのハイヒールで歩くのも大変だと思うのに、バンバン踊れるのがホント凄いと思いますよ。
歌声も、セクシーボイスからパンチの効いた迫力ある声でも歌えるので、声量もある方なんだと思いましたね。

チャーリー役の小池徹平さんは、良く通る透き通った声で、非常に安定しているので聴いていて気持ちが良い歌声です。
長いセリフが多いのですが、滑舌がいいので、きちんと言葉が伝わってきて内容がしっかり入ってきます。
初めて生で拝見しましたが、美しく整った顔立ちと、あまりのお顔の小ささに驚きました。
たぶん女性を含めて全共演者の中で一番お顔が小さいので、相手役の女優さんがちょっとお気の毒に感じたくらいです。絶対に隣に並びたくないよねって(笑)

チャーリーの靴工場で働き、チャーリーにそのうち恋心を抱くようになるローレン役のソニンさんの歌声も非常に楽しみにしてました。
昨年友人に誘われて観劇した「バスティーユの恋人たち」で、彼女の実力を知っていたので。
今回は、コミカルな役どころで、とってもチャーミングに演じられていて、なおかつ抜群の歌唱力でこれまた魅了されましたね。

そしてなんといっても、楽曲が最高に良くて、さすがはシンディローパー作だけのことはあると思いました。
ノリの良いポップな曲からエモーショナル曲、カッコイイロックな曲と、胸を打つ美しいバラードと、どれもこれも思わずこちらも歌いたくなるような曲ばかりで、これは、トニー賞を取って当然だわと思いました。

とにかくストーリー展開も、シーンの展開もテンポが良く、構成が素晴らしいので、中だるみな所が一切ありません。
観ているあいだ中、最初から最後まで、ほんと楽しくて多幸感が半端ない感じです。
テンポのいい曲は観客も一緒に手拍子して盛り上がることもできるし、胸を打つシーンでは、感動の涙を流せます。

最終的には、春馬さん演じるローラが、全ての人々に「自己承認」と「他者承認」、そして「寛容」を気付かせる、本当に女神というか、ミューズのように思えてきました。
私の中では、美輪明宏さん的な位置付けになりましたね。

それにしても、三浦春馬さんみたいに美しい男性は、女装したって、絶世の美女に変わるだけで、やはり美しいままで、いくら頑張って化粧しても、全く足元にも及ばない女の自分がちょっと悲しくもなりましたね(笑)