KinKi Kidsにハマりながら

KinKiや、ミュージカル、美術鑑賞のことを綴ってます。

平安神宮ライブの感想。。。

剛さんの平安神宮ライブ、9/1に参加できましたので、超個人的な感想です。
毎度のことながら、レポではありませんのであしからず。。。(^^;)


開場前に大粒の雨が降り出し、あわててカッパ装着体制になったのですが、ライブ始まる直前にはピタリと雨が止むという幸運に恵まれました。
結局3日間とも始まる前は大雨だけどライブ中は降らないという素晴らしいご加護は、天に召された先の宮司さんのおかげだと終演後の剛さんのお話で教えてもらいました。宮司さんは晴れ男だったそうです(^^)

舞台のつくりはシンプルで、ところどころ松明が配置されておりました。
紫のライトとスモークの中から、HYBRID FUNKを歌う剛さんが浮かび上がりライブがスタート。
今回もありがたいことに前の方の席でしたが、端に寄っていたため、舞台の一部が見えず、屋根に映し出される映像もほぼ見えない状態でした(^^;)
しかも、ライトで逆光になりスモークも濃いめなので、前方にも関わらず剛さんのご尊顔を拝めるというよりは感じるという方が近い気がしました。

衣装は、紫の長い羽織で片方は白地の袖が付いてましたが、もうう片方は袖が無く、二の腕、肩は見せ放題、下はハーフパンツで羽織からチラチラと見えるおみ足に、私には妖艶な高杉剛さまに見えてしょうがなかったです。
おまけに股間あたりに四角い的ような飾りが付いてるように見え、それが一体何なのか気になってしょうがなく、神聖な場なのに、いつもながらのしょうもない目線で、ホントごめんなさいと思いました(笑)
そんな邪な考えをしてる私の横で、ピュアな友人は、後光がさしてまるで観音さまのようと言っておりました(^^)

詳しいセトリは、他の方がアップされてるので、それをご覧くだされば分かると思いますが、かなりマニアックな選曲に感じました。
HYBRID FUNKのあと、全く聴いたことのない曲で、私が剛さんの曲を全部網羅してないから知らないだけなのかと思っていたら、どうやら新曲だったようです。
どんな曲だったかも、もうあんまり覚えていないという残念な脳みそで申し訳ないのですが、いきなりここで誰も知らない新曲入れてくるのには驚きましたね。

そして、Believe in intuition、去な宇宙と続きます。この二曲は先日のライブとほぼ同じアレンジでした。
どの曲でだったか忘れてしまいましたが、マイクスタンドを触る手の動きが非常にエロかったことだけが目に焼き付いております(笑)

そのあと、これまた見たことない楽器、大きくて四角いタンバリンのような電子的な打楽器なのか弦の無いギターみたいなのか、謎の楽器をスティーヴさんと一緒にかき鳴らし、セッションすることしばし。
私には、かなりシュールな時間に感じましたが、好きな人は好きだと思います。

そして、たぶん今回のライブで一番の見どころ聴きどころだと思う、「空が泣くから」。
友人曰く、「空が泣くから」の歌詞の一部が、お耳のことに変わっていたらしいのですが、私は光の演出と大迫力の噴水に気を取られていて全く気付かずで。。。(^^;)
なので、心優しき友人は剛さんの心情を思って号泣し、俗な私はラスベガスのショーみたいと、ただただ美しさに見惚れてただけでした。

いとのとち、 Be gratefulと続き、そしてラストの曲が rainbow gradationでした。
最新シングルから、あえてこの曲を選んだのは、亡くなられた宮司さんを思ってのことだったんですね。「人は何故か 突然居なくなってしまう」という歌詞がささります。
この曲を生で聴けてとても幸せでした。

最後は約25分ぐらいのセッションで締めて音出しは終了となりました。
演奏後、バンメンさん達を前に呼んでから観客と共に合同参拝し、バンメンさんは一人ずつ紹介されて退出されていきます。

一人残った剛さんが、今回のテーマ「自分を愛すること」について語り始め、昨年の予定を全てキャンセルせざる得なかった時の心情を語り始めました。
長年お世話になっていたこちらの宮司さんがお亡くなりになっていて、昨年開催できてたらお会いできたのにと悔やまれてもいらっしゃいました。
私の勝手な印象なので本当の所は分かりませんが、剛さんの中でくすぶってる悔しさと苛立ちを感じましたね。
やはり剛さんは達観された仙人でも悟りを開いた如来様でもなく、まだまだ修行途中の菩薩様という気がしました。
人々を救いつつも自分もまだ修行の身である美しい菩薩さまです。

そして、剛さんの自省の話を聞くのが、私はやっぱりどうしても苦手なんだと痛感しました。
剛さんが素直に気持ちを吐露してくれて嬉しいと感じたり、剛さんの弱者に寄り添う話を聞くと癒されて励まされると思う方の気持ちも十分に理解はできますが、
私は、聞いていると、胸締め付けられ心が痛くなると同時に、ほんの少し憤りをおぼえます。

私が欲しいのは、今までのようにできなくてごめんなさいという謝罪の言葉ではなく、
待っていてくれて応援してくれて、ありがとうという言葉だけです。
今回のテーマ「自分を愛することの大切さ」は、そのまま剛さんにお返ししたいです。
剛さんを見てると、オスカーワイルドの幸福の王子を彷彿とさせて、切なくなります。
光一さんにも同じことを感じますが、身を削って人の為に尽くし、命を縮めてるような気がしてならないです。でも、ファンは誰もそんなことを望んでませんから。

きっと来年も平安ライブは開催されるでしょうが、こんなに最後切ない思いをするなら、私は観に行くのを控えようかと一瞬思ってしまいました。
でもたぶんまた荘厳な平安ライブを見たくなり、剛さんに会いたくなるのだろうと思いました。
そして、そんなファンが沢山いるからそれに応えようと、命を削るように作品を提供してくださるお二人なんだろうと思い、メビウスの輪から抜け出せなくなる感じがしました。