KinKi Kidsにハマりながら

KinKiや、ミュージカル、美術鑑賞のことを綴ってます。

祭りのあと

今年初のブログということで、皆さま、あけましておめでとうございます。

何を今さらですが、私は華人ではありませんが春節(旧暦の正月)ということでw

昨年の12月のKinKiのコンサートから始まり、今月は9年ぶりとなる海外旅行もあったりと稀に見るイベント続きで、ブログを書く時間も気力もなく過ごしてました(^^;)

 

さて、KinKiのコンサート感想を書くには記憶が曖昧になってきてるのと、雑誌に詳しいレポが掲載されていましたので、今さら過ぎなので、印象に残ってることだけ。

 

今回初めて全ステするという幸運に恵まれ、4日間をそれぞれ堪能出来ましたが、私が印象に強く残ってるのは、12/14東京ドーム公演の初日になります。

2015年末からKinKiのコンサートに行くようになりましたが、その時から欠かさず初日に参加できてることが、大変ありがたいなぁと改めて思いました。

そして、私は初日が一番好きなのかもと思いました。

初日特有の緊張感と言いましょうか、一発目なのでまだ完成しきっておらず、場の様子を見る感じや、お二人のMCもまだ定まってなくて何が飛び出すか分からない感じが堪らないし、初日なのでネタバレ無しで見られることが何よりも貴重ですね。

どんなに見ないようにしていても、今の時代ネタバレ回避は難しくなってきましたからね。

 

なので、オープニング一曲目の「愛のかたまり」の会場の歓声は、やっと本家のが聴けたという安堵のため息にも似た感じに思えたし、その後、編曲されて一瞬何の曲だろうと思わせてからの、「The Red Light」と分かった時の悲鳴にも近い、会場が割れんばかりの歓声に包まれたことが忘れられません。

2017年の夏から、ファンはもちろん、きっとお二人もずっとこの時を待っていたと思ってます。

私もことあるごとに、「The Red Light」を歌って欲しいと呟いていたので、本当に本当に嬉しかったですね。

もう、この曲を聴けただけで、大満足でした。

 

今回はとにかくセトリが最高でしたね。

バラードよりアップテンポの攻めた曲が多かったのも、私には嬉しかったし、お二人の合作曲をアコースティックで聴かせてくれる演出も本当に素敵でした。

メリハリがあるというか、定番だけでは無いのが何より良かったです。

 

次に印象深かったのが、12/31の大阪単独カウコンですね。

何が凄いって、「中継が入るから、今からテレビのお仕事します!」と光一さんが言った途端、それまで座って休んでいた観客が一斉に立ち上がり、黄色い声が出にくくなったお年頃が多いなか、今までKinKiの会場では聞いたことないような黄色い甲高い歓声をあげたことに、心底驚き大ウケしてしまいました。

なので、ファンの様子ばかりに目が行ってしまい、中継が入ってる間は彼らが歌ってる姿をほぼ見てませんwww

プロの彼女ならぬプロのファンとは、まさにこのことだと。

さすが信頼と実績の長年のファンだと感心しましたね。

 

とんこつ味(「ボーダーライン」)を2019年の締めの曲にしたいが為に、15分開演を早まらせたと知った時は、剛さんの貴族の戯れが過ぎるでしょwwwと笑ってしまいました。

とんこつ味をひっぱる剛さんの笑いのツボは、最後まで私には理解できなかったけれど、光一さんも最終日には機械にも慣れ楽しそうだったし、お二人が楽しいなら、こちらも大満足です。

 

そして、光の気配を歌い直すというハプニングも面白かったですね。

東京で「ブラの気配」という話で盛り上がったのを再燃させるかのように光一さんが話を始めるのかと思いきや、テレビ中継もあるし、終演時間も絶対に遅れてはいけない(上の人が始末書を書くはめになる)ので、どんどん歌わなきゃいけないからと、雑に「剛くん、曲紹介して」と振り、普通に光一さんが澄ました雰囲気で「んん~♪」歌い始めたので、剛さんがウケてしまい、気持ちが切り替えられず、一回止めて歌い直すというwww

「お前凄いな。ブラの気配とか言っておきながら、よくそんな澄まして「んん~♪」とか歌えるな。そんなすぐに気持ち切り替えられへん」と言う剛さんに、

「大丈夫、剛くんなら出来るよ!」と男前に言い放つ光一さんでしたが、よく考えるとそもそも、あなたが原因作ってるわけだからねwww

 

期待していた光一さんの1/1お誕生日会は、大阪なので最終新幹線で帰京しなきゃいけないキャストが多かったのもあり、これまた終演時間がキッチリ決まっていたので、案外あっさり終わってしまったし、オーラスでもWアンコールが無かったので、少し残念ではありましたが、ある意味どの日に入っても平等と言う潔さはありますね。

 

たぶん円盤化されるのは、1/1の分になるかと思いますが、MCは全日程入れて欲しいですし、カウコンの31日分も別に欲しいし、結局のところ、たった4日間しかないのだから全部円盤化してボックスにしてもらっても、財力のある化け猫にしてみたら大した金額にならないと思うので、ぜひともJEさんには、全日程円盤化お願いしたいです。

 

注文の多いケリーさん(笑)

ENDRECHERI LIVE 9/25 ZeppDiverCityに行ってまいりましたので感想を。

いつもながら詳細なレポではなく、あくまでも超個人的なしょうもないことを書きますので悪しからず(^^;)

 

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 そういえば、5月の横アリ公演の感想は書きましたが、7月に行った神奈川県民ホールでのライブの感想を書いていなかったですね(^^;)

その時からかその前の公演からなのか、Charaさんが沢山のド派手な衣装、しかも女性ものを持ってきてくれて、剛さん並びにバンメンさんもそれぞれ着用するようになりました。

剛さんは、確かその時は腕に網タイツ的なものをつけ、マントみたいになものを羽織り、フェイクファーを頭に被ってたような気がします。

私はそれを見て沖縄のキジムナーを思い浮かべましたよw

フェイクファーを被ってるものだから、ずっと暑い暑い言ってましたが、そりゃそうだわw

 

で、今回も引き続き、Charaさん提供の衣装を取り入れた格好ですが、さすがに頭に被るのは暑かったとみて、大きく襟ぐりを開けた紫のTシャツの肩にフェイクファーを縫い付けてご登場。

けど、やっぱり暑いし、邪魔そうではありましたwww

インナーのタンクトップもユルイ感じなので、いつもながら、男性とは思えない丸みを帯びたセクシーな肩とデコルテを晒し放題でしたねw

 

END RE CHERIの曲ともに映像で始まるのは前回と同様でしたが、最後にサングラスをかけた剛さんの顔のドアップで終わるのが新たにつけ加えられたような気がします。

歓声がひときわ大きくなって、やっぱり、それは盛り上がりますよね(^^)!

 

NARALIEN
FUNK TRON
Crystal light
YOUR MOTHER SHIP

と、いう曲順だったと思います。

 

Crystal lightのBPMがかなり落としてあって、より一層エロくなってる気がしました。

YOUR MOTHER SHIPを今回も聴けて良かったです♡

 

MCになり、剛さんが話し始めようとすると、「剛、かっこいいー!!」という野太い男性の声がかかり、「だれ?いまの? すごいダッチに声が似てるやん」と言いはじめ、ダッチさんに同じことを言ってもらうと、確かに似ている声で、会場もダッチさんもびっくりwww

ご本人さんの顔は、全くダッチさんに似てないようでしたが、こちらからは後姿しか見えなかったので分かりません。

ということで、今回は度々「剛、かっこいいー!」というのがダッチさんのキーワードになりましたねw

 

さっそく前にいるお客さんをイジリはじめる剛さん。

「その前にあるバーに、後ろから押されておっぱいが潰れへんか、昨日から心配なのよ」という剛さん。

そしたら、コーラスのお姉様方が、「胸はバーにのせればいいから大丈夫」とご回答www

っていうか、そもそも剛さんのライブに、そこまで前の人を押しのけてくるほどの非常識な人はいないでしょって思いましたけどね。

あと、胸がある人は胸がクッション代わりになるからいいけど、私みたいな貧乳だとあばら骨やられて、生死にかかわるわって思ったり(^^;)

 

私が立ってた所は丁度真ん中あたりのブロックで、ブロックを分けるバーの近くではありましたが、押されたり、他人と触れ合うことは無かったですね。

他人と近いながらも最低限のパーソナルスペースは確保できる感じでしたね。

それとも最前列では、やはりライブハウスならではの熱気もしくは殺気があったのかもしれませんが(^^;)

 

「物販のTシャツ着るのもいいけど、我々が女性ものを身に付けたり、これだけぶっ飛んだ格好してるんだから、みんなももっと変な恰好でライブに来ていいよ、自分を解放する場所なんだから」とおっしゃる剛さん。

つーか、物販のものを身に着けて無ければ、それはそれで気になる男でしょうが、あなたは!

横アリで410CAKE CAPを被ってる人が全然いないことに、愕然としてたじゃないwww

あれは、みんな買って会場外では被ってたけど、座席についたら後ろの人を考慮して行儀よく脱いでるだけだからって、皆さん思いましたよね(^^;)

 

ボブさんが身に着けていた女物のシースルー衣装を指さして、あれぐらいぶっ飛んでないと言うと、観客のどなたかが「胸が見えちゃう」と反論すると、「まぁ、いいですよ。見えてても、普通に見るだけですから。ただ、その場合、事前にエステに行っておかないと」と言う剛さんに、今回一番震えましたwww

「見せる気あんなら粗品じゃなくて美品を晒せ」ということですねw

高度かつエグイことをのたまい牽制しつつ、無自覚に辛辣なことをいうのが、さすがは剛さんって感じで好きですw

 

剛さん推奨のライブ参加の服装が、「ケンタウルス」「トランスフォーマー」だそうで、もはや服装というより「衣装」と言ってましたw

馬の脚だったり、車輪を付けてたりって、衣装ていうよりも仮装大会ですねww

ただし、その衣装は平安と東大寺では絶対にNGだから、ケンタウルスが境内をジャリジャリと歩いてたらおかしなことになるから、宮司さんがびっくりするからと、セーフティラインを明示してましたがwww

 

しかもその衣装でライブ参加する場合、場所を取るから、チケットは2席分取らなきゃいけないらしく、とにかく要求が高度過ぎるんですけど~www

ただでさえチケット取れないのに、衣装だけの為に2席分なんて取れるはずもないでしょうが!ってツッコミたいですねw

 

で、このライブ会場、熱気で暑くなるという前提で冷房がかなり効いていて、まさかMCがこんなに長いとは、全く考慮されてなかったみたいです(^^;)

私も普段は暑がりで汗が大量に出る方ですが、ここでは、思わず上着を羽織り、早い事と演奏してもらい体を動かしたいって思いましたね(^^;)

コーラスのお姉様たちも寒かったようで、スタッフからブランケットを貰っていたら、これまた剛さんから物言いがw

女の人はすぐ寒がるよねって。自分はまだ暑いんだけどって。

いや、剛さん、あなたは筋肉の上に脂肪がのってる最強防寒体質だからいいけど、普通の女の人は筋肉少なくて脂肪が多いから発熱量少ないからねって、これまたツッコミたかったですね。

 

席があれば座って休憩しながらMC聞けるので延々と続いてくれた方が嬉しいですが、オールスタンディングの身動きできず棒立ち状態で、30分聴き続けるMCっていうのも、なかなかの体力が要りましたね(^^;)

いいから、はよ歌に行ってくれ、頼むから踊らせてくれって思いましたwww

っていうか、そもそも私、ライブハウスで、こんなに長いMCのサービスがあるなんて思ってませんでしたしねw

 

MCのあとは一気に爆上げ曲が続きました。 

 

TU FUNK〜T & U〜人類の此処
HYBRID ALIENLove is the key

410 cake
新曲(スペイシーラブ? 綴り不明)
MusiClimber〜I get 暴動 世界!!!
I’m gonna show U how 2 funk
Chance Comes Knocking

 

やっぱりT&Uと人類の此処は最高だし、何よりも今回一番私が嬉しかったのが、HYBRID ALIENをやっとライブで聴けたことですね。

アレンジがだいぶ変わっていて、原曲のようなアップテンポなディスコ調ではなく、もうちょっとクセ強めな感じでしたね(^^)

 

あと、Love is the keyも、私はライブでは初めて聴けたので嬉しかったです。

ただ、前回セトリにあった、PURPLE FIREが抜けたのが非常に残念。

今回のアルバムの中では、私の一番のお気に入り曲だったので。

しかも全員で物販にあったフェイスパックを付けた超ふざけた姿なのに、めちゃくちゃカッコイイPURPLE FIREをやってくれたのが、最高だったのに。。。

 

今回もどの曲だったかしら、剛さんだけフェイスパックを付けて演じてくれましたが、

鏡見なくても、一発でこれだけキレイに顔に張れる技術に毎度驚きますよ。

しかもフェイスパック付けても、かえって目のパッチリさが強調されて、別に変なことにならずお洒落っていうのが、非常にズルいwww

 

410 cakeで、Your Butterの時に観客に向けて指をさしていくのですが、この時に全く誰も見ず、ほんとテキトーに指さしてる感じが、堪りませんでしたwww

「あっ、私のことを指さした♡」というイタイ勘違いを、一切、誰一人としてさせない一種の優しさを感じましたねwww

 

I’m gonna show U how 2 funk 、クーさんのふざけた映像とクーさんの可愛い声ですが、実は説教臭い歌詞だし、楽曲としても非常にお洒落なんですけどね。

剛さんの声で聴きたかったけど、ストレート過ぎる歌詞だからクーさんで緩和させた感がありますね。

 

CCKでハイヤーをさせてつつ、剛さんは退出。

そして、すぐさま登場し、アンコールに突入です。

 

ここでも、「ケリー⤴ パンパン」と甲高い声で拍手するのではなく、「ケリー⤵ ウー」と地の底を這うような低い声でコールしてという注文がwww

まっ、中年化け猫にはそっちの方が声出やすいから良いけどねw

 

今から新曲のバラード「Precious Lover」を歌いますが、これはジャニーさんのことを思って書いた曲だと。

で、こういうバラードの時に、ケンタウルスの衣装だと我に返って恥ずかしいかもねと笑いを取りつつ、テレビでもよく語ってるジャニーさんとの思い出をひとしきり話してくれました。

「僕はジャニーさんを思い浮かべて歌いますけど、皆さんはそれぞれ愛する人を思い浮かべていいですよ」と、かっこよく前振りをしたかと思えば、「今ギターしょいますのでしばしお待ちを」と、ちょっと照れ隠しなことを言うのが、やっぱり光一さんと似てるよねと思ったり(^^)

Precious Lover、十川さんのピアノと剛さんの歌声だけのシンプルな始まりで、途中からバンドが入ってくる、それはそれは美しい感動的なバラードでした。

涙をこぼされてる人が沢山いらっしゃいましたね。

何も知らずに聞けば、亡くなった人を思うというよりは、別れた恋人をずっと思って愛し続けるよという恋愛の歌に聞こえるような気もします。

あまり確かな歌詞は覚えてませんが、明日が幸せであるようにというようなフレーズがあったような気がして、その歌詞によって「今も生きている、いつでもそばにいる」と思わせるからだと思います。

「あなたの作るラブソング、素敵ですよ」と、光一さんと全く同じことを申し上げたいです。

 

その後、いつものようにセッションをして20時55分終演となりました。

「今日は短めにお願いと思ったのに、目を瞑ったりしてみんな凄いのってるから、合図みてくれへんw」と珍しいこと言ってましたね。

なのでZeppは9時までしか音出しできないのかしら?と思ったりもしましたが、ライブハウスで3時間も公演してくれるアーティストもそうそういないのでは?と思いました(^^)

私的にも、待ち時間を入れて4時間立ち通しで、中年化け猫の限界だったのでちょうど良い感じではありましたね。

 

さて、そろそろ、生の光一さんも拝みたいので、はやいことKinKi Kidsのコンサートお知らせをくださらないかしら。

 

「怪人と探偵」を観てきました!

神奈川芸術劇場で上演中ミュージカル「怪人と探偵」を観劇してまいりました!

 

www.kaat.jp

 

stage.parco.jp

 

 

東京スカパラダイスオーケストラがテーマ曲提供、かつ、江戸川乱歩をベースにした話ということで興味が湧き観に行きましたが、このミュージカル、とても面白く良くできた作品だったので、沢山の人に観て欲しいというのが一番の感想ですね。

祭日に行きましたが、満席ではなかったことに非常に驚きました。

新作だからなのか、場所が東京ではないからなのか分かりませんが、観る価値のある優れた作品なのに、非常にもったいないと思いましたね。

 

開幕したばかりなので、ネタバレは避けますが、とにかく楽曲が素晴らしいです!!!

スカパラのテーマ曲は期待通りで、もちろん文句なくカッコイイですし、このミュージカルのプロデューサーである森雪之丞さんの歌詞も、それに合わせるように作られたWEAVERの杉本雄治さんの曲も秀逸で、美しくて中毒性があり非常に聴きやすいです。

 

ミュージカルは、やはり素晴らしい歌があってこそだと思ってますし、「怪人と探偵」の楽曲がどれも私の好みのど真ん中の曲ばかりだから、なおさら素晴らしく感じたのかもですが、やはり日本人が日本のミュージカルの為に作っているからなのかしら?とも思ったりしました。

 

海外のミュージカル作品を日本に持ってきて日本人キャストで上演すると、どうしても日本語の歌詞を当てなければならず、語感やリズムが全く違うので、スムーズにはいかずに違和感が生じるのは仕方ないことだと思います。

だからね、せっかく光一さん芳雄さん夢の競演で、オリジナル新作ミュージカルだったんだから、海外の有名な方にこだわり依頼しなくても、日本人の演出家、作曲家にした方が良かったのではないかと、いまだにちょっと思っているわけです(^^;)

 

話が脱線しまいましたが、このミュージカル主役の怪人二十面相、探偵明智、ご令嬢役のお三方の実力が半端なく素晴らしかったです。

 

中川晃教さん、もちろん超実力派のミュージカル俳優というのはテレビでも拝見していたので知ってはいましたが、実際劇場で彼の生の歌声を聴いてしまったら、所詮テレビや動画媒体を通してでは、彼の本当の実力を伝えきれないんだと思ってしまいました。

歌唱力に圧倒されるというのはこのことだと感じました。

演技も素晴らしくて、昭和初期のちょっと時代がかった様式美的な語り口調と、普通の青年としてのセリフ回しとの対比も見事でした。

最近のミュージカル界は背が高く容姿端麗な俳優さんが多い中、中川晃教さんは、二枚目というよりはファニーなお顔で背も小さい方ですが、数多くの舞台で主役をされている理由が良く分かりました。また彼を観たいと思わせる魅力が、沢山ある方ですね。

 

加藤和樹さんは、友人がファンということもあり、ミュージカル「バスティーユの恋人たち」で一度拝見したことがありましたが、まぁ、カッコイイですよ(^^)!

明智小五郎のスーツ姿のほんと映えること! 歌声も素敵で、もちろん歌唱力も素晴らしいです。

ただ、今回、思っていたよりもそこまで出番がないような気もしたので、和樹さんファンなら少々物足りないかもしれませんが。

 

そして、今回の一番の推しは、なんといっても、大原櫻子さん!!!

歌手としてはもちろん存じてはおりましたが、ここまで素晴らしい歌唱力をお持ちの方だとは正直思っておりませんでした。

楽曲の良さと相まり、あまりに素晴らしい彼女の歌声に感動して、クライマックスで思わず泣きましたね。まさか泣けるミュージカルとは思ってもいなかったです。

大原櫻子さんの歌声だけを聞くためだけに、観に行っても損は無いと思います。

私の中では、ナイツテイルで上白石萌音さんの実力に魅せらた時と同じくらい感動しました。

 

あとは、高橋由美子さんが、こんな素晴らしいミュージカル女優さんになられてると知れたり、六角精児さんが歌って踊ってたりと意外な発見があり面白かったです。

他にも元子爵夫妻を演じられた、今拓哉さんと、樹里咲穂さんも初めて拝見しましたが、最高です(^^)

 

そして、このストーリー、結末をどうするのかと思ってましたが、私はこの終わり方をとても気に入りました。

イントロはいまいちパンチが弱いかな?って正直思いましたが、終わり方が上手いと感じたので、総合的にストーリーも秀逸だと思います。

 

ただ唯一残念に思ったのは、生演奏生バンドではなかったことぐらいですかね。

劇場的に無理だったのかもとは思いますが。

もし、これだけのクールで洒落た楽曲たちを生バンドで聴けたら、ほんと最高だっただろうなぁとは思いました。

あと、この神奈川芸術劇場、超縦長の作りなので、3階席は絶対にお勧めしません。

しかも視界ど真ん中に安全用のバーが入ってしまい、舞台が観にくいことこの上ないです。いくら安全の為とはいえ、これは酷いって思いましたね。

初めての劇場だったので様子がわからず、段差がある分視界が良いだろう選んだのですが、完全に失敗しました(^^;)

 

まだチケットも取れそうだし、もう一度観に行きたいのですが、剛さんのライブも迫っており、そうそう家を空けることもできず、非常に悩ましいところです(^^;)

 

エリザベート当日券で観劇!

東宝ミュージカル「エリザベート」が、来年2020年に東宝版上演がちょうど20周年になるのを記念して、4か月かけて4都市で公演することが、先日の千秋楽で発表され、この朗報に歓喜しております(^^)!

 

poinkolove.hatenablog.jp

 先日ブログで書いた通り、もう一度エリザベートを観劇したく、どうしても古川雄大トート様を拝みたくて、取りましたよ当日券を!!! 

まさか本当に取れるとは思ってなかったので、この幸運にとても感謝しております。

 

地方在住、平日仕事ある身なので、狙えるのは土日かお盆休みしかなく、しかもせっかくならまだ観たことのない、愛希れいか様のエリザベートで観たいなぁと思い、マッチングしたのが8/14昼の部ということで、この1公演だけに狙いを定めました。

 

エリザベートの当日券は、当日帝劇に並んでも買えず、公演日前日の18時から電話で予約して整理番号がないと買えないということなので、前日の18時ちょうどに東宝テレザーブにかけましたが、もちろんすぐには繋がりません。

「しばらく待ってからお掛け直しください」と、話し中のプープー音だけが交互に続くこと約20分。もうダメかなと思った時に、奇跡的に繋がりました!

テレザーブのお姉さまに、恐るおそる「まだ、昼公演のチケットありますか?」と聞いたところ、「ございます」というお言葉に、心の中で「やったー!!!」と叫びましたね。

自分の名前と電話番号を伝えると、整理番号を伝えられ、この番号順に当日開演1時間前に並び、1番の人から空いてる席の中から好きな所を選んでいくシステムです。

なので、本人かどうか確認されるので、身分証が必須となります。

 

当日、猛暑の中、気合を入れて1時間半前には帝劇の窓口に行きましたが、誰も並んでおらず、べつにそこまで早く行かなくてもいいことが判明(^^;)

もし、1時間前に列に居ない場合、キャンセルとみなされて、キャンセル待ちの人に権利が移るようなので、どうしても前のめりになってしまうのは仕方ないですよね(笑)

 

13時開演の日だったので、12時の約5分前に受付の方が現れて、整理番号順に名前を呼ばれ窓口前に並びました。

その時に初めて、私が一番最後だったことが判明し、ギリギリでつかんだ幸運だったことに、これまた感謝しました。

 

ということは、最後の私は席を選ぶことはできず、残った席になるわけですが、これまた幸運なことに、1階の補助席、しかもど真ん中という良席を買うことができました。

 順番待ちで並んでいると、どの席が空いてるのか聞こえてきて、皆さま、やはり良い席から買っていく様子が分かるので、こりゃ一番遠い席が残るに決まってるよねと覚悟していましたが、私の直前のかたが、まさかの2階補助席選ばれたのを見て、思わず心の中でガッツポーズとりましたね(^^)

同じ補助席でも、1階と2階では倍くらいお値段が違うからかもしれませね(^^;)

2019年SHOCKの感想で書きました通り、1階の補助席は、場所によっては非常に観にくい席ですが、今回、前方にそこまで座高の高い方がいらっしゃらなかったのと、中央だったこともあり、視界を遮られず本当に良かったです。

 

poinkolove.hatenablog.jp

 

 

ということで、晴れて、このようなキャストで3回目のエリザベートを満喫してまいりました!

  

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まずは初見の愛希エリザベート様!

背がスラッと高くてスタイル抜群のお方なので、古川トートと並んだ時の絵面が、ほんと二次元で美しかったですね。

少女時代のエリザベート、花總さんの時は天真爛漫な幼児性が強調されている感じがしたのですが、愛希さんのエリザベートは、自由を愛する活発でボーイッシュな少女という感じがしました。

歌声も、宝塚の元娘役のかたにしては、そこまで甲高い声でもなく非常に聞きやすい声でとても気に入りました。

皇妃になってからの、凛とした雰囲気も素敵で、やはりこの大役を担うだけの実力と華がある方だと思いましたね。

愛希れいかさんの次ご出演のミュージカルは、「ファントム」のクリスティーヌですが、これは、ちょっとチケット取れたらいいなぁと思いました。

 

このかたも初見になります、ルドルフ皇太子の木村達成さん!

木村さんも、歌も演技も良かったですが、ダンスが一番印象に残るぐらい上手だった気がします。

幸せなことに、これでルドルフ皇太子役の3人を全員拝見できたことになりますが、容姿はもちろん全員大変美しく、歌、ダンス、演技も三者三様の良さがあり、どれも甲乙つけがたい感じがします。

木村さんも「ファントム」ご出演されるんですよね。

やっぱり「ファントム」のチケットを、どうしても手に入れたくなってきました(^^)

 

育三郎さんのルキーニを3回観ることができ、いつ聞いても迫力ある歌声と、器用な演技を堪能できて非常に満足してますが、成河さんのルキーニも一度観てみたかった気がします。お二人のルキーニの印象、かなり変わると聞いたので。

成河さんは、籠の中の小鳥のシーンで使う小鳥のおもちゃを使わずに演じられたり、歌唱にしても、歌いあげるというよりはセリフの一部のように歌われるという噂なので、それも気になりました。

 

そして、何といっても、古川雄大トート様!!!

初見の時は、ストーリーもシーンの展開も全く知らずだったので、ただただ圧倒されて細かな所まで見る余裕が無かったですが、今回は展開が分かっているので、見どころを押さえつつ要所要所オペラグラスを使って、じっくり観ることができました。

お隣の席の方もたぶん古川さんファンでしたね。

オペラグラスを使うタイミングが全く一緒なので、思わず笑いそうになりました。

 

古川さんを観てると、やっぱり美しい顔を持ってるということは、最強の武器になるなって、しごく当たり前かつ、元も子もないことを思ってしましました(笑)

もちろん、歌とダンスの実力も無ければ、この舞台に立つ資格は得られないですが、美しい容姿を持っていると、そのオーラだけでも十分に魅せることができるよねって。

歌だけを比べれば、井上さんに比べると...と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、実際劇場で観ている時は、歌声だけではなく、表情、立ち振る舞い、ダンスと総合して観ているので、全くひけを取らない感じがしました。

 

さてさて、2020年の公演がすでに気になります。

今回のキャストのまま4か月連続4都市を回るのか、はたまた新しいエリザベート、トート、ルキーニ、ルドルフ役に変わる、もしくは加わるのか、楽しみでしょうがないです。

井上さんトート、花總さんエリザベートはそのまま続投しそうな気がしますが、あとは全くわかりませんね。

古川さんのトートも、まだまだ観たいので、ぜひとも続投して欲しいです。

そして、チケットが入手できるのかっていうのが、もうすでに最大の心配ごとですね。

東京公演は1か月しかないですし、今年よりもっと激戦になるわけで、そうなると地方公演も視野に入れなきゃいけないですよね。。。

遠征費がめちゃくちゃかかるわ~(^^;) ←すでにチケット取れる気満々です(笑)

 

「エリザベート」観劇してきました!

7月末の土日に、ミュージカル「エリザベート」を初観劇してきましたので、感想を(^^)
長い文章のうえ、ネタバレありますので、ご注意くださいませ(^^;)






とにもかくにも「エリザベート」は、本当に本当に素晴らしいミュージカルでした!!
楽曲、役者、ストーリー、衣装、舞台装置全てが魅力的で美しく、今すぐにでもまた観たいと思わせる作品ですね。
さすがは、宝塚から始まり、東宝でも何度も再演し続けられてるだけのことはある、本当に秀逸なミュージカルだと思いました。

私は、どうしても両方のトートを観たいと思い、幸運なことに土曜に古川雄大さんトート、日曜に井上芳雄さんトートを観ることができました。
二日ともエリザベート役は花總まりさん、ルキーニ役は山崎育三郎さんというかたちでチケットを取ることができ、このエリザベート観劇によって、ダブル、トリプルキャストで演者が変わり見比べることのできる贅沢さを知ってしまった感じです。

興奮冷めやらずで、何から語っていけばいいか迷いますが、まずは何といっても楽曲の素晴らしさでしょうか。

芳雄さんがSONGSでも披露されていました、トートの代表曲でもある「最後のダンス」や、
先日、FNS祭で育三郎さんと宝塚のトップさんが披露されていた、皇太子ルドルフとのデュエット「闇が広がる」は有名ですが、
その他に「愛のテーマ」という曲があり、本当にロマンティックで、私の一番のお気に入りになりました。
主要な曲のようで、歌詞を変えて何度かリフレイズで歌われますので、このミュージカルのロマンティックな雰囲気はこの曲によっても支えられてる感じがします。
やはり、大ヒットするミュージカルは、圧倒的に楽曲が良いですね。
どの曲も一度聴いたら忘れられないメロディというのが、一番大事だと思います。

そして、キャストの実力がこの大作を、より大きな成功へと導いてるのでしょう。

古川雄大さん、私は全くの初見でして、若くて人気のある俳優さんらしいという認識だけで参りましたが、まぁ、本当に容姿端麗で二次元世界から抜け出たような、宝塚男役のトートと言っても通用するくらいの超絶美形な方でした。
お顔が本当に美しく、びっくりするくらいの小顔のうえ、背は180センチを超えているので、まさに9頭身の少女漫画仕様に驚きましたね。
なので、ある意味、人間離れされているので、この世のものでは無い「黄泉の帝王」という役が、本当にお似合いだと思いました。

トートの一番最初の登場の仕方が、天井から黒い羽根を背負って降臨してくるのですが、古川トートは、まさに黄泉の国のプリンス降臨というか、あまりの美しさに息が止まるかと思いましたね。
絵画のように美しく、この登場シーン見ただけでも、初エリザベート観劇で、初トートが古川さんで良かったなぁと心底思いました。

そして、容姿だけでなく、歌も演技も想像以上にというか、本当にお上手でした。
歌唱力はそれほど…という噂も耳にしましたが、そんなことはなく、とても素敵な歌声で、体の線が細い方の割には声もそこまで高いわけでもなく、私好みの素晴らしい歌声でした。

古川さんは、元々ダンスをされていた方のようなので、長い手足を生かしたがダンスはもちろんのこと、指先、つま先にまで神経が行き届いているので、ちょっとした所作が大変美しく、イチイチ絵になります。
ダンスの素養がある方は、振りつけのある大きな動きよりも、ただ立ってるだけ、ただ歩くだけ、ただ腕を広げるだけという、ちょっとした仕草に、違いがよく現れるものだと思います。
そういえば光一さんも、何気なく立ってる姿や、無意識にとってるポーズが美しいですよね。
やはり美しい顔と、美しい所作が揃うと、とても品があり優美で最強だわと感じます。

ただ、あまりに人間離れした美しい古川トートなので、ただの人間の娘(15歳のエリザベート)を一目見て恋に落ちるという設定に、イマイチ説得力がないような気がしましたね(笑)
エリザベートを愛して求めているようには到底思えないというか、なんと説明していいかわかりませんが、妖精のように美しすぎる男性って、性的な匂いが全く感じられないので、孤高が似合うというか、もしくは青年期のルドルフ皇太子とのツーショットの方が絵になっている気がしました。
だから、ルドルフに死の接吻をする姿があまりにも美しくて目に焼き付いて離れませんでした。

一方、井上芳雄さんのトートは、抜群の安定感と包容力がある帝王様に感じられました。歌声の深みが、やはり素晴らしいですね。
時に優しく甘くささやくように、時に狂気的に求めるように、時に冷酷に刺すようにと、歌だけで全部違った表現できるのは、流石だわと思いました。
エリザベートを愛してるように感じられる雄感も出てましたし、あとは年齢的なこともあるのかもしれませんが、少年期のルドルフに「君の友達だ」と近づく場面が、友達というより父性が感じられ、皇帝フランツ・ヨーゼフよりもルドルフのことを理解している、もう一人の父親にも見えました。

主役であるエリザベート花總まりさん、15歳の少女から暗殺されるまでの60歳を見事に演じ分けられていたので、実年齢が私とほぼ変わらないと知った時には、本当に驚きました!
宝塚で10年以上も娘役トップを続けられた奇跡の娘役であり、東宝でのエリザベートも芳雄さんと共に2015年からされていらしゃるので、凄い実力を持った方ですね。
15歳の少女のように可愛らしい高い声で話たり歌ったりする、シシー(エリザベート)の姿に、何の違和感もないのが、ほんと凄いです。

そして、一幕の最後に、肖像画でも有名な、宝石でできた星を散りばめた豪華な髪に美しい白いドレスを身にまとい振り向く瞬間の神々しさと貫禄は、本当に絵画から抜け出たかのようで、気品とオーラが素晴らしかったです。
それまで、姑の皇太后ゾフィーとの確執や皇帝フランツへの不満で、自分の思い通りにいかず悩んでいたエリザベートが、王子の養育権や自分の意見が通った瞬間でもあるので、
花總エリザベートは、その場面で、先程までと違って、声のトーンを低くして落ち着いた話し方になり、弱い立場だったエリザベートが、自信と貫禄に満ち溢れた皇后エリザベートに切り変わる瞬間を見事に表現されていました。

皇帝フランツ=ヨーゼフは、初日に平方元基さん、次の日に田代万里生さんで観ました。
平方さんは初見でしたが、とても安定感があり、母のゾフィーには歯向かえないけど、エリザベートを守りたいという包容力と、それができない葛藤がよく分かりましたし、特に歳を取ったあと皇帝の演技が素晴らしかったです。

万里生さんは、何度か拝見たことがあり、もともと声が高くて童顔な方なので、皇帝役には若過ぎるのではと思ってましたが、こちらも素晴らしかったです。
エリザベートを見初める若き日の皇帝はもちろんピッタリですし、歳を取っていくさまも、よく演じられていました。
こんな低い声でセリフや歌うこともできるのですね。さすがは東京藝大の声楽科ご出身、おみそれいたしました。

ポスターや宣伝では、エリザベートとトートのツーショットが主なので、この二人が一番出番が多いのかと思いきや、実は暗殺者ルキーニが、狂言回しとして一番出番が多いんですね(^^;) 見るまで知りませんでした。
山崎育三郎さんも、最近に気なってる俳優さんで、「プリシラ」も観に行ったぐらいなので、2日間に渡り、育三郎さんの実力と才能を思う存分堪能出来たことに、とても満足してます。
ルキーニ育三郎さん、本当にハマり役だと思いました。
最初から最後まで出ずっぱりに近く、いろんな歌い方、ダンス、話し方をしつつ、でも、ずっと下品な雰囲気を出してなきゃいけないという、とにかくこの役は、器用な役者じゃないと、絶対に務まらないです。
育三郎さん、王子様から、ドラァグクイーン、ルキーニのように胡散臭い下衆びた役まで、七変化のように何でも演じられるのは、本当に素晴らしい才能だと思います。
この方は次はどんな役をやってくれるのかと、非常に楽しみですね。

太后ゾフィー役は、初日に、涼風真世さん、次の日に香寿たつきさんで拝見しました。お二人とも、私が宝塚にハマっていたときに観ていた方だったので、懐かしかったですね。
同じ役でも、それぞれに合ったドレスを身に付けられていて、涼風さんは主に深緑色を、香寿さんはえんじ色をメインにしてあり、デザインも違うし、ヘアスタイルも変えてあり、そういったところも楽しめますね。
涼風さんのゾフィーは、お妃教育の一環でエリザベートに厳しく接しているのだけれど、息子を取られて嫉妬しているヒステリックな感じが出ているのに対し、
香寿さんのゾフィーは、国の為に己を犠牲するのが皇后の務めだという、どんな時でも気丈で鉄の女という雰囲気に感じましたね。
こうなると、もう一人の剣幸さんの姑具合も見てみたい気がしてきました(笑)

皇太子ルドルフ役は、幼少期と、青年期で役者が分かれており、幼少期を演じる子役さんの方が出番が多いということも、観に行って初めて知りました。
青年ルドルフ役は、井上さんも古川さんも演じられていたので、花形でしょうし、てっきり、もっと出番の多いものだと思っていたのですが、オープニングに出た後は、2幕の途中からしか出てきませんし、あっという間に散っていってしまうので時間としては短い役なんですね(^^;)
ただし、トートと一緒に名曲「闇が広がる」を歌いますし、見せ場が凝縮された花形に間違いないですが。

青年期ルドルフは、初日に三浦涼介さん、次の日に京本大我さんを拝見しました。
お二人とも、初見でして、三浦さんについては全く予備知識も無く拝見しましたが、ダンスも歌も上手な方ですね。
女の子のような可愛らしい顔立ちの方だったので、まだ大人になり切れてない幼さが残るルドルフが、トートに翻弄されてしまった結果死に至るような雰囲気がしました。

京本さんについても、SixTonesのMV見たことくらいしかなく参りましたが、悲劇の王子に相応しい美しい顔立ちで、歌もダンスも上手かったですが、私は特に彼の演技が気に入りました。
銃の引き金を引き、撃つまでの短い瞬間に見せた表情が、素晴らしかったです。
絶望であきらめた乾いた笑顔とも、これで楽になれるという安堵の笑顔ともとれるような、複雑な笑顔がとても印象的です。

最後に、しょうもない感想言っていいですか(笑)

トートがルドルフに死の接吻をするシーンがあることを、私は全く知らなかったので、初日は、古川トートのと三浦ルドルフの突然のキスシーンが、あまりにも美しく2次元過ぎて、ちょっとしばし放心状態に陥りました(笑)
なので、次の日は、死の接吻シーンを、もう最初から気合いれてオペラグラスで待ち受け、井上トートと京本ルドルフをガン見しました(笑)

一緒に観ていた同級生が、初演の頃から比べるとと、キャスト全員、顔が綺麗でシュッとしてるし、そもそも昔と頭身が違うよねと呟いてました。
彼女は、トート山口祐一郎さん、エリザベート一路真輝さん、ルキーニ高嶋政宏さん、ルドルフ井上芳雄さんの時に観たことがあるそうで、確かに顔の大きさと濃さが今とは全く違う感じですね(笑)
彼女いわく、山口さんのトート、実力はさすがだったけど、黄泉の帝王というより生身の普通の男性にしか見えなくて、井上ルドルフとのキスシーンが、全くいただけなかったってわって(笑)
前回の城田優さんのトートがあまりにもビジュアルが美しすぎたのもあるかもしれませんが、今後トート役は、歌やダンス演技はもちろん必須なうえ、なおかつ超美形で背の高い人しか、演じてはいけないような気がしてきました(^^;)
長髪に、長いマント姿が映えなきゃいけないですし、死の象徴でもあるから、あまり男臭いのはイメージ合わないですものね。

すみません、長々と感想にお付き合いくださり、ありがとうございました(^^;)
でも、もっと語りたいことがあるくらい、素晴らしいミュージカルなので、できれば、今月の千秋楽までにもう一度観られたらどんな素敵かと、今必死に当日券を狙ってるところです。

宝塚宙組「オーシャンズ11」の感想

遅くなりましたが、やっと宙組公演「オーシャンズ11」に関する感想になります(^^;)




まずオープニングから、オーシャン役のトップスター真風涼帆(まかぜすずほ)さんが、お一人だけで銀橋(花道)の中央に突然、姿を現します。
いきなりのご登場に驚くと同時に、一気に劇場のテンションが上がります。
刑務所に入ってるオーシャンのもとに、妻のテスから離婚申請を依頼されてる弁護士が現れることから物語は始まります。
そしてその二人の会話が終わると同時に、真風さんの衣装が一瞬で早変わりし、華々しいオープニングのショーがスタートします。

舞台も一気に、カジノをイメージした華やかなセットになり、スロットマシンが何台も並べられるのですが、近くで見てもまるで本物みたいによく作り込まれてることに感心しました。
キャストが次々と順に現れて、全員が揃って歌い踊るさまは、これから始まるという高揚感でワクワクさせますし、やっぱり宝塚特有の華やかさがありますね。

真風涼帆さん、歴代男役トップの中でも相当な高身長なお方だそうで、確かに、背が高く、足もほんと長くて、モデルさんのようでした。
美人顔というよりは、超男前クールガイといった雰囲気のお顔立ちですね。
だから、並みの男じゃ太刀打ちできないくらいのイケメンぶりでして、男装姿の映えること映えること。
幼馴染が惚れ込むのも納得です(^^)
普通、男役さんは娘役さんと身長差をつける為に、かなり高いヒールの靴を履いてるものですが、真風さんは普通の革靴でも十分に背が高いですし、娘役さんと並んだ姿が、とてもサマになります。

そして、娘役トップでテス役の星風まどかさん、ポスターを見た時から、とても美人なかただわと見惚れておりましたが、実際目の前で見ると、写真よりも、もっともっと容姿端麗なかたで、ほんと、ものすごい美人さんでスタイルも抜群です。

でも、私は昔から2番手男役さんを気に入る傾向があるようで、今回もオーシャンの相棒ライアン役の芹香 斗亜 (せりか とあ)さんが、とても気になりました。
男役ですが、非常に華やかな美人顔のかたで目を惹きましたね。

ジョージクルーニと豪華俳優陣で大ヒットした映画と、基本ストーリーは同じですが、
テスの職業がキュレーターから、宝塚版では、見せ場を作り易い歌手に変わっているのが特徴でしょうか。
カジノのオーナー、ベネディクトが、新しく建てたホテル「エデン」の新しい歌姫として、現在恋人であるテスを迎え入れようとする話と、
オーシャンが仲間とベネディクトのホテルの金庫から大金を盗み、妻テスを取り戻そうとする話を軸に物語は進んでいきます。

それにしても、映画を見てる方はご存知でしょうが、このお話し、11人の仲間を集めて泥棒する話なので、とにかく登場人物が多い(笑)!
なので、ぞれぞれの分野で能力に長けたメンバーをリクルートする場面を再現する為に、小刻みにシーンと舞台セットがめまぐるしく変わり、間延びがなくて見ていて楽しいには楽しいのですが、ちょっと落ち着かないといいましょうか、裏方さんはさぞかし大忙しで大変だろうなと思ったりしましたね(笑)
おまけに映画にはない、若い歌姫テスを快く思ってない、古株女性シンガーというベタな話までつけ加えてあるから、登場人物がますます増える一方(^^;)

なので、1幕で話が終わらず、今回は2幕もそのままお芝居が続きます。
宝塚は、大作だと2幕まで続きますが、普通の作品だと1幕がお芝居、2幕はレビューショーというのが多いです。
私は、レビューが大好きなので、ちょっと残念に思ってましたが、そこは流石は宝塚、お芝居の中でも、ちゃんと要所要所に華やかなショーを散りばめてくれます。

特に、2幕明けすぐのテスが夢を見ているという設定シーンのショーが素敵です。
ホテル名「エデン」にかけて、「イブ」であるテスが、オーシャンとベネディクトのどちらを「アダム」として選ぶのか、はたしてどちらが、悪魔の化身である「ヘビ」なのかという場面を、御三方で歌い舞うシーンは、このお芝居の中でも非常に名シーンだと思います。

それから、時代を感じたのは、今は宝塚といえど、ヒップホップも踊れないといけないんですね。
ハッカー役の方が踊ってる姿を見て、バレエ、ジャズダンス、日舞はもちろんのこと、
今流行りのダンスも習得せねばならないわけねと、妙に感心しちゃいました。

あとは、アドリブを入れるのも、昔は無かったような気がしますが、たまたま今回はコメディだったのもあり、そういうシーンを盛り込んでいるのか、毎度やっていることなのか分からないのですが、観劇した日が、ちょうど父の日だったので、それにちなんだセリフがあったりしましたね。
観客に向けて声をかけて、レスポンスしてもらう、C&Rをする場面もあったりして、
よりライブ感を味わってもらうような構成にしてあるのかなぁと思います。
昔は、舞台上は完全に別世界であり、お客はただうっとりと観ているだけという感じでしたが、品位を残しつつも、親しみやすいカジュアル感も取り入れてる気がしました。

宝塚歌劇団のアップデートを感じつつも、フィナーレ恒例のラインダンス、大階段、大きな羽根を背負ってのトップスターご登場という、これぞまさに宝塚!という王道も観ることができ、大変満足いたしました。

宝塚はハマると沼が深いのを知ってるだけに、今回は努めて冷静に俯瞰して観ておりましたが、最近、今まで全く見てもいなかった宝塚歌劇団のホームページを見たり、友の会の入会方法をチェックしたりしてる自分に気付き、ハッとなってます(笑)

宝塚観劇してきました!

すみません(^^;)、日にちが開いてしまいましたが、週末現場3件ハシゴの最後は、宝塚観劇の感想を。

今回、幼なじみからお誘いを受け、その彼女が、研一(新人)の時から目を奪われ贔屓にしているという現在宙組のトップスター、真風涼帆さん主演の「オーシャンズ11」を観てまいりました。

私も高校の頃、所属してたダンス部の友人に誘われて宝塚を観るようになり、一時足繁く通ってましたが、その後すっかりご無沙汰しておりましたので、東京宝塚劇場に足を踏み入れたのは、驚くことに約25年ぶりくらいになりますでしょうか(^^;)
ですから、劇場が新装してから入ったのも初めてでしたので、見るものすべてが新鮮で感激しっ放しでした。

なので、演目の感想の前に、先に宝塚劇場の感想から書かせていただきますね。

劇場に入るとまず、美しい赤いじゅうたんに大きな階段とシャンデリアが迎えてくれ、観客全員が、その階段をのぼりロビー階へと誘われます。もうそれだけで、ちょっとしたヒロイン気分が味わえます(笑)
ロビーには、写真を撮る用の記念パネルがあったり、売店のカフェがあり、その公演にちなんだ限定のドリンクやデザートが売っていて、ついつい購買意欲を掻き立てられます(^^)

客席も非常に美しく、シートにも薔薇の模様が織り込まれているという宝塚歌劇団の一貫した世界観を感じられます。
この劇場は最近では珍しく、休憩中客席でも飲食可能なのですが、それにも関わらずシミや汚れが全く無く、綺麗に保たれているというのが、ほんと素晴らしいと思いました。

オーケストラピットに宝塚特有の銀橋を見ただけで、もうテンション上がりましたね。
今回友人が当選した席がS席で前から8列目という、オペラグラスがなくても美男美女のキャストを眺め放題という神席でした。
しかも特筆すべきはチケット代の安さですね。これだけの素晴らしいS席でなんと8800円!
真ん中で前から7列目までがSS席となっていますが、それでも12000円で、A席は5500円、B席だと3500円というとても良心的な価格設定。
だからこそ、当時高校生だった私でも、月に2度3度と観ることが出来たわけで、当時は一番安い席だと、たぶん2000円前後で観られたような気がします。
10月にSS席と、S席は値上げするみたいですが、それでも帝劇よりお安いです。

これだけチケットは安いのに、内容の豪華さと言ったら、他でも類を見ないほど。
常に生演奏のオーケストラですし、キャストの人数が大変多いですし、そして舞台セットや衣装の豪華なこと豪華なこと。
宝塚に興味ない方も、一度は訪れて観劇して欲しいなぁとしみじみ思いましたね。
舞台エンターテイメントの神髄というか要素が、全て詰まってる気がします。

キャストが全員が劇団員、いわゆる鉄道会社のいち社員であり、ギャラが高くないからこそ、ここまで安く最高のエンタテインメントを提供できるのだろうなぁと思ったり、あとはグッズの売り上げが貢献してるのだろうなぁと思ったり。

友人に付き合って久しぶりにグッズ売り場も覗いてみました。
劇場内にももちろんありますが、お隣の日比谷シャンテにもあり、そこには想像をはるかに超える多数のグッズにあふれておりました。
私が昔通ってた時はグッズ売り場は隣のビルの薄暗い地下にあり、売ってるものも舞台写真とか、公演を収録したビデオやCDぐらいしか無かったような気がしましたが、今では、お土産用のスイーツや、スターの顔が載った付箋などの文具類、アクセサリーやトップスターがデザインしたグッズなど、中には、これって売れるのだろうか?というものまであり、見ていて面白かったですね。
公演ごとに売り出される、今回は「オーシャンズ11」なので、これをモチーフにした、トップと2番手、娘役トップの役柄を表しているであろう刺繍が入ったポーチがあり、別にスターの名前が入ってるわけでもないし、小さい刺繍なので顔なんて判別もつかないのですが、そんなポーチが5500円で売ってるのには、思わず笑ってしまいました。
その隣に、来月東京公演予定の壬生義士伝バージョンも置いてあるのを見ると、毎度需要があるってことなんでしょうね(^^;)

すみません、本題である「オーシャンズ11」の感想書く前にこれだけ長くなってしまったので、一旦終わりますね。