獣ゆく細道を実行する林檎さん
椎名林檎さんが、29日のライブを決行されたことが話題になりました。
私が真っ先に思い浮かんだのは、アルバム「三毒史」のジャケットの林檎さまのお姿ですね。
やはりこの方は、この日本の芸能界におけるジャンヌダルクだわと感じました。
どう考えても、ライブをする方がリスクが大きかったはずです。
林檎さんクラスなら、ライブ中止に伴う費用的な損失を出したとしても、別に大した痛手にはならなかったはずです。
なのにライブを決行されたことに、私は、林檎さんの矜持が感じられ、表現されてる世界感と実際の行動が完全に一致されてることに感動しました。
ファンの気持ちを最優先にしてくれた結果であり、それによって受けるであろう称賛と批判全て丸ごと引き受けようという覚悟を感じます。
東京オリンピックの演出に関わるという、いわば政府からの重要な依頼を受けるポストにいながらも、決して政府の犬にはなるつもりはない、あくまでも自分の表現、主義を貫くわよというメッセージにも思いました。
獣ゆく細道の冒頭の歌詞
この世は無常 皆んな分かってゐるのさ
誰もが移ろふ さう絶え間ない流れに
ただ右往左往してゐる
まさに今の日本の現状を表しているようですし、
最後の歌詞の
誰も通れぬ程 狭き道をゆけ
あえて、いばらの道を選び突き進む林檎さんに思えてなりません。
だから、どうかお願いだから、ライブに参加された皆さま、絶対に新型コロナ発症しないでくださいと心から祈らずにはいられません。
英雄を火あぶりの刑にさせぬよう、ファンも命がけでライブに臨んだと信じております。