KinKi Kidsにハマりながら

KinKiや、ミュージカル、美術鑑賞のことを綴ってます。

神曲すぎる通常盤の2曲。。。

すみません、DESTINYの感想を書いていたのですが、書きたことがいっぱいあり過ぎてまとまらないので、先に通常盤のカップリング曲の感想を。

「哀愁のブエノスアイレス」。。。
最初タイトルだけ見たときの予想としては、「情熱」「孤独の街角」みたいにラテン系かタンゴ調でくるか、「約束」「面影」みたいなムード歌謡路線かなと思っておりましたが、これぞムード歌謡!で、きましたね。最後に地名が出てくるあたりが完全に演歌の世界(笑)
もしくは、曲調、歌詞からして、サスペンス2時間ドラマのエンディングで使われそうですよね。
哀愁を帯びた声のお二人には、非常にお得意の分野ですし、こんなムード歌謡が歌えるジャニーズ、他にはいないですよね。昭和の女の私には懐かしくて大好きです。 
でもこんなにがっつりムード歌謡は、KinKiでも久しぶりな気がします。

作詞 売野雅勇  作曲 林哲司  編曲 船山基紀という顔ぶれをみても、歌謡曲の大家ばかりで、名作間違いないでしょう。
大仰なイントロに、「カテドラルの鐘が鳴る~」と始まり、異国情緒を盛り込むあたり、「異邦人」「飛んでイスタンブール」「ミ・アモーレ」などを彷彿とさせますし、「もうあんなに人を切なく 想って泣くことも無いよ」という歌詞に「哀愁のカサブランカ」がよぎりました。
たぶん合わせたわけではないと思いますが、「宝石の日々」「青いダイヤモンド」という言葉が、Topaz Loveとリンクしてるような感じもしました。
お二人が寄り添うように歌いあげるサビのメロディは、一度聴いたら忘れられないほど、美しく耳に残ります。
光一さんに「ありふれた男に 変わり果てるこの頬を そこから打ちなよ」と歌わせたのが、私的にツボですね。
この主人公の男性、君にふられてもう誰も愛せないと歌っているけど、すぐに新しい恋人を作る気がしました(笑)

「CLASSIC」。。。
こちらは一転して、超お洒落で今風の都会的な曲。実はこの曲が今一番リピートしてる大のお気に入りの曲です。
さっきまで「哀愁のブエノスアイレス」で狩人だったのに、「CLASSIC」で、LDHのデュオに豹変した感じですね(笑)
KinKi Kidsのお二人の歌唱力を持ってすれば、こんなふうな今どきのアッパーでメロウな曲も、完璧に歌いこなしますね。
これ知らずに有線で流れてきたら、KinKi Kidsって気付かない人がいるかもと思うくらい、今までのKinKiにない感じですね。今まであえて歌ってこなかった分野なのかもしれませんが、抜群の歌唱力があるからこそ、こういった今流行りの曲調を歌うのもアリだと思います。
流れるようなメロディと歌詞の世界もお洒落で、都会の夜、彼女を助手席にドライブして口説いてるイメージですね。
二人が絶妙なタイミング歌い繋ぎ、フェイクが入り、ハモリ、声を揃えるサビと、どこを切り取っても、いちいちお洒落です。
特に、(たぶん)剛さんの「さぁ Kiss」という声と、終盤に、(たぶん)光一さんのファルセットで「CLASSIC」「Ah~」と入るところが最高ですね。

この通常盤、4曲とも、全部違ったKinKi Kidsが反映されていて、そのどれもが超ハイクオリティの出来栄え。
Topaz Loveでは、お二人の作詞作曲の凄さと初々しい恋の世界を、DESTINYでは、Jazzyで大人の余裕を、哀愁のブエノスアイレスで歌謡曲の神髄を、CLASSICで、現代的な曲も二人にかかればこれだけ上質なデュオになると証明した感じです。
これ1枚聞けば、今のKinKi Kidsの歌唱力全てがわかるので、この通常盤をせっせと友人知人に配って布教活動したくなりました。
なのに、在庫切れ続出って、JEさんどういうこと~(笑)